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ダイエットしても痩せない8つの病気への治療法

 

ダイエットしているのに痩せられないって辛いですよね。

運動や食事制限など頑張っているのになぜか痩せない・・・

また今まで普通に生活してきて急に太ったなど、

身体が何が起こっているのか分からないのも不安ですね。

 

前回は、病気で痩せられないケースもありますが、

その具体的な原因と症状についてお伝えしました。

頑張っても痩せられない場合の7つの病気を紹介

 

ダイエットにおいて壁となるのは、

食べることへの欲求を抑えることがありますね。

けどどんなに努力しても痩せないことがあります。

 

もしかすると痩せない何らかの病気の可能性もあります。

今回は、前回に引き続いて治療法について紹介します。

ぜひ、参考にして頂きたいと思います。

 

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【1】甲状腺機能低下症

 

甲状腺機能低下症は甲状腺の機能が低下する事で、

基礎代謝が下がってしまう病気です。

治療を始める前に甲状腺機能の低下が一時的なものであるか、

永続的なものなのかを見極めることが重要です。

その違いによって治療法が違ってくるからです。

 

一時的に甲状腺の機能が低下しているときは、

軽度であれば様子をみる程度でも構いません。

症状が強い場合は血中の甲状腺ホルモン量が正常になるまで、

ホルモン剤を内服することで治療をしていきます。

また、海藻類などのヨードを取りすぎて症状が起きている場合は、

ヨードを含む食べ物を制限して症状が良くなることがあります。

 

それから永続的な場合はチラージンという、

合成のホルモン剤の内服をします。

内服を開始すると症状が徐々に良くなってきますが、

内服を自己判断で中断してはいけません。

かならず、医師の指示通りに内服を続けましょう。

重症の甲状腺機能低下症の場合は命の危険もあるからです。

そんなときはホルモン剤の静脈注射をすることもあります。

 

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【2】クッシング症候群

 

クッシング症候群になると、

副腎皮質ホルモンのひとつであるコルチゾールが、

過剰に分泌されるようになります。

 

これは、脳下垂体に腫瘍ができる場合と、

副腎に腫瘍ができる場合とがあります。

治療は原因となっている腫瘍を取り除く手術が行われます。

下垂体腫瘍は完全に取り除くことが難しいことも多く、

完全に取り除けない場合には放射線治療も行います。

 

また腫瘍を取り除く手術を終えると、

副腎が小さくなってしまっていることが多く、

副腎皮質ホルモンの分泌が悪くなっていることがあります。

副腎が機能を回復するのには長い期間を必要とするため、

手術後は副腎皮質ホルモンを補充する治療を続けます。

異所性ACTH症候群の場合は原因である腫瘍を取り除きます。

 

薬物による治療は今のところ効果的なものがなく、

補助的になんらかの薬物を投与することもありますが、

それだけでクッシング症候群を治すことはできません。

完治させるためには手術療法を受けなくてはいけません。

 

【3】インスリノーマ

 

インスリノーマは、

低血糖症状を起こしてしまう代表的な疾患です。

健康な場合は膵臓のランゲルハンス島という場所から、

インスリンが分泌されて身体の血糖値を正常に保つ働きがあります。

しかし、この場所に腫瘍ができると、

インスリンが異常に多く分泌されてしまいます。

ですが90%は良性の腫瘍です。

 

治療には原因となっている腫瘍の切除術が行われます。

もしも、手術ができなかったり、

手術で完全に取り除けなかった場合には、

ジアゾキシドの内服で膵臓からのインスリンの分泌を抑えて、

低血糖になることを予防できます。

 

また、オクトレオチドの注射も効果があることがわかっています。

こういった効果のある薬剤もありますが、

インスリノーマになった場合には、

まずは手術療法が選択されることがほとんどです。

90%は良性の腫瘍なので悪性でなければ、

手術で腫瘍を取り除くことで低血糖を起こすことはなくなり、

今まで通りに日常生活を送ることが出来るようになります。

 

【4】糖尿病

 

糖尿病の治療には、

高血糖になることを防ぐためにインスリンの分泌をよくするものや、

インスリンの効き目自体を高めるもの、

糖の吸収を抑制するものなどの内服治療やインスリンの注射が行われます。

 

インスリンの内服や注射は、

一度開始するとずっと続けていかなくてはいけません。

食前に毎回内服します。

 

糖尿病は軽度のうちに生活習慣を整えることで悪化せずに済みます。

食事内容を改善してカロリーコントロールをしたり、

暴飲暴食を避けることで血糖値のコントロールができます。

また、定期的に運動する習慣をつけることも重要です。

 

1型糖尿病の場合には、

身体から分泌されるインスリンが不足していることがほとんどなので、

インスリンの自己注射をすることが多くなります。

1型糖尿病は、年齢が若いうちに発症するので、

自分で毎日の自己注射を行えるようにならなくてはいけません。

 

糖尿病が悪化して合併症が起こった場合には、

血糖値のコントロールに合わせてそれぞれに応じた治療も開始します。

 

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【5】不眠症

 

不眠症になると生活リズムが乱れていることが多いので、

まずは生活リズムを整えることで、

しっかりと眠れるようになるよう努めます。

他には、夜間のトイレで起きてしまうときには、

寝る前の水分を控えるなど原因となるものをなくすことで、

ぐっすりと眠れるようになることがあります。

 

長すぎる昼寝なども不眠症の原因となるので避けるようにします。

そういった努力をしても不眠症が続く場合には、

睡眠薬の内服を始めます。

 

睡眠薬には、効き目によって様々な種類があります。

眠りにつけないのか、

途中で起きてしまうのかなど症状に合わせた睡眠薬を使用します。

これで、不眠症が改善して眠りのリズムがつかめたら、

そこからは徐々に睡眠薬を減らしていきます。

 

この治療は、ゆっくりと症状をみて、

睡眠薬の量を調整していかなくてはいけません。

必ず、医師の指示に従っておこないます。

また、症状が良くなっても不眠症が再発することがあるので、

そういったときは再び睡眠薬の量を調整します。

 

【6】肝硬変

 

ダイエットをすると、

肝臓と筋肉に蓄えられたグリコーゲンが消費されていきます。

 

肝臓は炭水化物、脂質、たんぱく質など、

エネルギーに変える代謝という機能をつかさどっていますので、

体内のグリコーゲンが減少すると多糖類のグリコーゲンを単糖類、

つまりドウ糖と同じグルコースに変換して、

血液中にグルコースを放出しますが数日で底をつきます。

 

脂肪はたんぱく質と結びついて全身を巡りますが、

脳や血液では脂肪とたんぱく質からの糖の受け入れが難しく、

しかもたんぱく質が不足していると、

脂肪がそのまま肝臓にため込まれることになり、

それが肝硬変の原因となります。

 

無理なダイエットをすると栄養バランスが崩れ、

たんぱく質が減少して脂肪肝になるのを進めることになるのです。

 

肝硬変はB型やC型の肝炎ウイルス、

またアルコールが原因で起こりますが肥満が原因でも起こります。

食べ過ぎと運動不足での肥満の8割に脂肪肝がみられ、

それが肝臓がんに発展してしまうのです。

肝臓の細胞が破壊、再生を繰り返すと肝臓が繊維化していき、

組織が硬くなり、機能が低下してしまいます。

繊維化した肝臓は元に戻りません。

 

肥満が原因の脂肪肝炎の場合、

日常的に食べる量を抑えて定期的な運動をすることです。

そうすることで、余分な栄養をコントロールしていきます。

なぜなら、肝硬変には根本的な治療法がないので、

日常生活から意識して改善していくしかないからです。

 

【7】多嚢胞性卵巣症候群

 

急激なダイエットは無排卵や月経不順を引き起こす原因になります。

多嚢胞性卵巣症候群とは卵巣の中でできる卵胞の発育が遅かったり、

正常な卵胞なのにもかかわらず排卵されずに、

卵巣にたまっていく症状のことを指します。

 

卵胞は卵子が入っている袋のような組織のことで、

受精に必要な卵子を子宮内へと送り出す排卵という働きをしています。

そのため多嚢胞性卵巣症候群も排卵障害の一つで、

月経異常を引き起こす原因となります。

 

肥満の方はもともと多嚢胞性卵巣症候群になりやすいといわれており、

妊娠した場合にも妊娠糖尿病の可能性が高くなります。

妊娠しづらく不妊と診断されることもあります。

 

多嚢胞性卵巣症候群の場合には、

ホルモンバランスが乱れやすいので肥満になりがちですし、

肥満のせいでホルモンバランスが乱れて、

多嚢胞性卵巣症候群になることもあります。

 

体質的に太りやすく痩せにくくなってしまうので、

ダイエットの効果が出にくいのです。

血糖値が高めだったり、男性ホルモンが多めだったりするからです。

また多嚢胞性卵巣症候群は根本的な利療法が見つかっていません。

糖尿病の内服薬が有効な場合もありますが医師に相談し、

適切な処方をしてもらうことが大切です。

 

【8】ストレス

 

ダイエットに取り組む人の中には、

痩せなければと思い必死になるケースがあります。

結果が出なければ出ないほど焦ってしまいます。

 

そうなると悩みやストレスなど、

心因性によって逆に太る原因ともなります。

一般的にストレス太りという言葉があるように、

ストレスが原因で我慢できず過食に走ってしまい、

痩せにくい生活習慣へとなってしまうのです。

 

人はストレスを感じると、

コチゾールというホルモンが体内に分泌されます。

言い換えるとストレスホルモンとも呼ばれますが、

脂肪の合成を促進して太りやすい身体にする他、

インスリンの働きを低下させてしまうのです。

なので体脂肪が蓄積しやすくなります。

 

またセロトニンの分泌を低下させます。

これは食欲を抑える働きをするホルモンです。

さらには成長ホルモンの分泌を抑制するので、

代謝の低下や脂肪燃焼の妨げをします。

 

なのでどんなに痩せようと努力して、

必死に運動して食事制限で我慢したとしても、

ストレスによって太りやすい状態ができることで、

自分の意志では痩せられなくなってしまうのです。

 

頑張っても痩せないという状況は、

さらにストレスを呼び込み痩せにくくなります。

 

大切なのはすぐ痩せたい気持ちを諦めること。

 

過度な思いが自らの首を絞める原因となるので、

まず自分の考えを改めることが最初の一歩です。

 

そして食べる以外のストレス解消法を見つけ、

適度にストレス管理をできるようにしていくこと。

心は目に見えないものなので軽視されがちですが、

ストレスと太りやすさは隣同士であることを、

知っておく必要があります。

 

適正な治療をするために医師への相談が大切

 

やはり身体の内部のことは、

僕達のような素人には分からないことが多いです。

問題が何かも分からずそのままにしておいても、

ずっと痩せられないままになるのは嫌なものですね。

ダイエットは原料と違って一時減らせばいいものではありません。

 

痩せた状態の生活が標準化する必要があるのです。

 

なので減量とは根本的にやり方や考え方が違います。

だからこそ、生活そのものを見直していく必要もあるのです。

仮に病気が原因だとしたら、ダイエットをしなれば、

この先も分からずに過ごしていたかもしれないのです。

 

だとすれば、今の自分を見直す機会と考えられるのではないでしょうか。

 

誰だって最初から最後まで順風満帆とはいきません。

そのことはあなたもきっとお分かりのことだと思います。

希望を持って前に進んでいきましょう。

 

しっかりと自分と向き合えることを祈っています。

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